「新型肺炎の画像診断スライド」翻訳完了!
以前、翻訳していますと書いていたこのスライド。
ついに、翻訳終わりました! 旧知の方々やフェイスブックでのお友達を通して、すでに多くの病院、診療科、個人で共有いただいております。
ウイルス性肺炎は一般的に、CTだけで診断できるほど特徴的なことはほとんどありません。今回のコロナウイルスに関しても、他の肺炎同様ですが、初期の、所見が少しあらわれだした頃から、胸膜直下の分布とか、若干間質性肺炎も鑑別にあがるような所見を示すことが多いのかな? という印象を持ちました。
今回の資料は、1月に作られたごく初期のものですので、中国でも症例は蓄積していると思います。
翻訳は事情がありネットにアップできないので、希望される方は(医師や放射線技師など、医療従事者にかぎらせていただきます)、わたしのフェイスブックメッセンジャーまで連絡くだされば対応させていただきます。
また、昨日、国立国際医療研究センターからの3例報告がありました。いずれも、わたしたちの訳したものよりも、かなり軽症でしたが、「国内は軽症例が多い」と断じるのも危険ですので、注視していきたいと思います。