フリーランス放射線科医松村むつみ|医療の「あいだ」をつなぐブログ

フリーランス放射線科医、医療ライターしてます。日本の医療者、病院、患者さんたち、病気に関心のある一般の方々の、「あいだ」をうまくつなげるような、そんなブログを目指しています。ときどき社会問題も扱います。

コロナウイルス病2019(COVID-19)病院準備評価ツール 翻訳 その3

4.感染経路に基づく予防策(COVID-19症例が確認または疑われる患者に対する、標準・接触・空気予防策および眼の防御):

□個人用保護具(PPE)およびその他の感染予防および予防用品(手指衛生用品など)。予防用品は医療従事者(HCP)の保護と感染者の感染力管理の両方に使用される(例えば、患者のフェイスマスク)。予防用品は、患者の到着、トリアージ、アセスメント時点において、十分な供給があること。

□施設には呼吸保護プログラムがある。 適切な医療従事者が使用を承認され、適合性がテストされ、人工呼吸器使用のために訓練されている。

□医療従事者は、適切な訓練(ジャストインタイムトレーニングやPPEの着脱を含む)を受ける。トレーニングでは、能力を証明することが必要とされる。

□施設には、HCPによる推奨されるPPE使用法の順守を監督するプロセスがある。

 

5.施設内でCOVID-19が確認された、または疑われる患者の移動:

□AIIRの外での患者の動きは、医学的に重要な目的に限定される。

□患者が病室外に移送される場合、患者を引き取る部門の医療従事者が事前に通知されるプロトコルが整備されている

□AIIRの外に輸送された患者は、移送中、フェイスマスクを着用し、清潔なシートで覆われるように求められます。

 

6.手指衛生(HH):

□アルコールベースの手指消毒剤を含むHH用品は、医療従事者がPPEをお脱いで作業する領域を含む、患者ケア領域でアクセスが容易である。

□施設には、医療従事者が、推奨する手指衛生方法の順守を監督するプロセスがあります。

 

7.環境クリーニング:

□施設には、病室内で、ものの表面や機器の適切な洗浄と消毒を保証するプランがあります。

□環境サービス担当者にこの責任が与えられている場合、適切に訓練され、

フィットテスト済みであること。

□クリーニング責任者であるすべての医療従事者は、選択した製品との接触時間がわかっていること。

□施設には、共有または非専用の機器を使用後に、メーカーの推奨に従って。

確実に洗浄および消毒するプロセスがある。

□施設は、EPA認定の硬質の非多孔質表面を有するEPA登録病院グレード消毒剤を新興ウイルス性病原体に対して使用する。

・承認された新興のウイルス病原体COVID-19に対して利用可能なEPA登録製品がない場合、ラベルの指示に従って、ヒトコロナウイルスを対象とすると謳う薬剤を使用する。